こんにちは、まなおママです。
「家族を想うとき」というイギリス映画が2019年12月から公開されているのをご存知でしょうか?
わたしはタイトルに惹かれまして。家族を想うとき――まさにママにぴったり。
英語の原題は、Sorry we missed you ですが。
あらすじ詳細は書きませんが、ギグワーカーに未来はあるのか、というのがテーマかと思います。
観ていると、いろんな意味で苦しくなりました。
◆働けど働けど、借金もあり、暮らしは楽にならない(賃貸暮らし)
◆娘の夕飯に用意しているのは、いつも冷蔵のパスタ
◆自営業というと聞こえはいいけれど、実際の拘束時間は長くて、家族との時間はない
家族のために働いているのに、家族が崩壊していき、QOLも低下していくという。。
それなのに、そんな生活なのに、娘以外が持っているのは高価なアイフォン。
確かに生活必需品ですが、アンドロイドでよいのでは?格安プランにしてる?と心配になりました。
テクノロジーは進化して、生活は便利になっているはずなのに、テクノロジーにぶんぶん振り回されて、生活は劣化してるってどういうこと?って思いました。
(それは少なからず、自分にもあてはまる。。)
注意しないと、いつしか人間のほうがテクノロジーに支配されちゃうわけです。
真面目な話はさておき、私は昔イギリスに住んでいたため、懐かしい光景がいくつかありました。
ひとつは、冷蔵庫から取り出す、牛乳のプラスチック容器。
日本だと牛乳の入れものは紙パックですが、イギリスはプラスチックボトルなんですよね~。今もそうなんだなあと懐かしくなりました。
もうひとつは、2階建てバス。
イギリスは2階建てバスがよく走ってます。運転手さんは1階にしかいないので、2階は治安が悪いことがあるので、乗らないようにと注意されてたなぁ。でも、2階の先頭の眺めがすごい気持ちよいので、ちょこちょこ乗ってました。
そして最後に、コロネーションストリート。
イギリスのウン十年と続く人気ご長寿連続ドラマの題名なんですけど、主人公妻のアビーが職場に向かう途中の道に「coronation street」って看板が立っていました。多分イギリス人なら、その遊び心に「あっ」っと気づくはずです。
というわけで、内容はシリアスですが、イギリスの変わらない風景をみて、楽しめました。
そして、仕事と家族の幸せのバランスについて、考えさせられました。
我が家も共働きですが、仕事のために家族が不幸せなら本末転倒だよなと。
社会派としては大ヒットしているらしい本作。ワーママにもおすすめかと思います☆