時短暮らし

ズボラな時短ワーママ。家事などの時短ワザを追求しながら、育児と仕事に奔走しています

育休明けに時短で下がる給料。でも年金に特例措置があることを知っていますか?

まなおママです。4月から育休明けしておりますが、金銭面でお得な制度を知り、驚いたことがありました。

産・育休中の各種手当についてはこちらの記事でくわしく書きましたが、それだけではなかった!!しかも、私、第1子のときには、この制度知りませんでした!!(涙)たぶん、若干損してます。

というわけで、なかなか知られていない制度だと思うので、ご紹介します。

<目次>

 

「厚生年金保険 養育期間標準報酬月額特例措置」って知ってる?

とっても長くて覚えきれませんが、厚生年金がお得になる制度です。どういうことかといいますと、会社に勤めていると、月給に応じて厚生年金を払ってますよね。で、復職ママにありがちだと思うのですが、時短適用により、給料下がりますよね。そうすると納める厚生年金の額も下がってうれしい?ですが、それは将来もらえる厚生年金の額も下がるということ。。いくらもらえるか不明とはいえ、少ないより多いほうがいい。

で、この制度ですが、子どもが3歳に達するまでは、出産前(養育を始めた月の前月)の給料水準で将来受け取る年金額を計算してくれるというもの。しかも、納める厚生年金の額は、今の下がった給料のままでOKなのです。

つまり、厚生年金を納める額は時短で下がった給料分なのに、将来受け取る額は、下がる前の給料で計算してくれるから多くなる。わ~い、将来のこととは言え、うれしい!!

えっ?もう復職してしばらくたっているけど。。という方もあきらめるのはまだ早い!申出日の前月までの2年間については、この特例を受けられます。

◆詳しい説明はこちらをどうぞ↓

養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置|日本年金機構

 

ただ、提出する書類は、結構面倒です

この特例措置を受けるかどうかは任意の自己申告だそうで、それもこの制度が知られてない原因でしょうか。。あと、給料が下がる人のみに恩恵がある制度ですからね、対象者が少ないですね。

で、提出書類が結構面倒です。というのも、申出書以外に必要な書類が、「戸籍謄本(抄本)」と「住民票」だからです。住民票はまだしも、戸籍謄本ってどうやってとるの?というレベル。なんか煩わしそうですよねー。なんとか1人時間を見つけて、役所を訪れたいものです。

◆戸籍謄本(抄本)・・・親子関係と子の生年月日を確認するために必要

◆住民票・・・子と同居していることを確認するために必要

とのことですが、ここで住民票は要注意です!復職日以降、提出日から90日以内に発行されたものである必要があります!育休中にあわてて取りに行っても、ダメですからね~。私は慣らし保育を有給で乗り切るため、慣らし保育の期間中に行ってきました。

手続き(書類提出)は「事業主」→「国民年金機構」なので、興味がある方は、まず会社に問い合わせてみてくださいね。

なんと、パパにも適用可能なんです!

さらにですね、この特例措置、パパも受けられるそうです。でも、パパの給料が下がっていないと意味がないのですが。。もし、残業が減ったなどでパパの給料が出産前より下がっていることがあれば、会社に問い合わせてみるといいと思いますよ~

まとめ

この制度は、産・育休中にもらえるお金と違って、結構知られていないと思います。将来の年金額に影響するという点で、どのくらいプラスになるのか見えずらいですが、プラスになることだけは間違いないので(年金が破綻しない限り。。)、復職後お給料が減るママは、申請するのがおすすめかと思います!!

ちなみに、調べたところ書類の発行手数料(役所の窓口)は、

◆戸籍謄本(抄本) 1通450円

◆住民票 1通300円

ただ、コンビニでとれば安くしてくれる自治体もあるみたいなので、調べてみてくださいね~!!

さらに!!これは自治体によるのかすべての自治体にあてはまるか不明なのですが、うちの自治体では「年金にまつわる申請に必要なため」という理由で、住民票にかかる費用は0円でした。300円浮いた!!戸籍のほうの450円の出費で済みました。^^