こんにちは、まなおママです。
はい、みなさん今年のアカデミー賞受賞作「ノマドランド」はご覧になれられました?
少し前の話ですが、わたしも時間をつくって観に行きました。
ノマドとして車を家にして、アメリカ国内を移動しながら生きる人々。
もちろん、お金がないという理由の方もいれば、他の理由もいろいろある。
自分も老後、ノマドとして生きていくことになったら、
そんな気持ちを抱えながら観ました。
自分で髪を切り、寒い夜も車で凍えながら過ごし、トイレはバケツ・・・
これ、虚弱体質のわたしには無理だな、と思いました。
では、生活が悲惨なのか、というと決してそんなこともないんです。
同じノマドの友人が生まれ、助け合いながら、ときには一緒に季節労働をして、
国立公園で観光なんかも楽しんじゃう。
観光を純粋に楽しむ主人公ファーンの表情は、とても輝いていました。
自然とともにある暮らしは、感受性がとぎすまされ、美しい。
と同時に、孤独に押しつぶされそうな夜もある。
それでも、孤独を受け入れながら車で前に進む姿は、とてつもない強さを感じました。
わたしのような凡人には、できない暮らし。
でもそこには恐ろしく輝く瞬間があり、一筋の憧れさえも感じます。
ノマドの風景を疑似体験できて、とても貴重な映画だなと思いました。
自分にはない人生風景を体験する。これが映画の醍醐味なのではないかとさえ、思いました。